Adele – Hello 歌詞を和訳してみた

Adeleはものすごくカッコいいし、これが売れてるようなら大衆の耳も腐ってないよね

約4年の沈黙を破って、ついにAdeleが僕たちの前に姿を現した。新曲のタイトルはHello。まさに、復活第一弾にふさわしいタイトルだ。別れた恋人に宛てた後悔がメインに描写されているが、その裏には出産のためしばらく不在にしていたリスナーへのメッセージも垣間見える。

ちなみに、前回SONGTREEではJustin BieberのSorryを紹介したが、2大スターがほぼ同時期に「許しを請う」ようなテーマの楽曲を発表したことは興味深い。

Helloがバカウケしていることの異常性とは

MV公開からまだ数日しか経過していないものの、既にHelloの再生回数は8,000万回を突破している。800万回ではなく、8,000万回だ。数日以内に1億回を突破することは確実だろう。

すべての音を打ち込みで表現することが当たり前になったこの時代に、ピアノとシンプルなビートで構成された、いわば「シブい」この曲がこれだけ多くの支持を獲得しているということが少し信じられない。

これだけ電子音を一般化させた張本人はもちろんEDMだ。しかし、EDMにはカッコよさだけではなく、とっつきやすさ＝少しのダサさもあることはまた事実で、それはロックンロールの時代から何も変わっていない。カッコいいだけじゃ売れない、というのがポップミュージック界のセオリーだったのだ。

ところがAdeleは、とにかくシブく、アーティストの側からリスナーを選ぶような媚びない曲の数々で爆発的なヒットを飛ばしてきた。それだけでポップミュージック界では異質だし、前代未聞の現象だと言えるだろう。

音源と歌詞はここから

こんにちは　あたしよ
この数年間　考えていたの
あなたが会ってくれるかって　すべてを乗り越えてくれるかって
時間が解決するってみんな言うけど
そんなに癒された気がしないの
こんにちは　聞こえる？
カリフォルニアで　昔のあたしたちの夢を見ているの
今よりも若くて自由だった頃の
世界が崩れ落ちる前は　どんな感じだったか忘れちゃった
あたしたちの間には違いがある
100万マイルもの距離もね

こんにちは　裏側の世界から
あなたに話をするために
1000回でも電話をすればよかった
ごめんなさい　こんなことをしてしまって
だけど　電話をしても　あなたが家にいるとは思えないの
こんにちは　裏側の世界から
少なくとも　あなたに話をしようと努力したって言うことはできるわ
ごめんなさい　傷つけてしまって
だけど　そんなの関係ないね
もうこれ以上あなたを傷つけることなんてできないんだから