Coldplayはリアルじゃない曲を歌う使命を自ら背負っている
Coldplayは絶対にブレない。
笑っちゃうほどにブレないバンドだ。特に最近の作品は。
絶好調なアルバム”A Head Full Of Dreams”からUp&UpのMVが公開されたので、和訳をシェアしたいと思う。
この世界にはリアルな曲とリアルじゃない曲がある。
例えば、失恋して悲しいという気持ちを歌った曲はリアル度が高い。クラブでハメ外しちゃいましたみたいな曲も現実にあり得るテーマなので、リアルだ。
逆に、夢をあきらめないで希望を持とうと歌う曲はリアル度が低い。
生きていればヘコむこともある。
24時間365日ハッピーな気分でいることは宝くじを当てるよりも難しい。
ところが、Coldplayの曲は圧倒的に後者のパターンだ。
希望だけを歌うことはリアルじゃない。
Coldplayはそのことを自覚していながらも、あえてその道からブレない。
他にそんな歌を歌うアーティストが、現代のポップシーンには他にいないからだ。
Coldplayはそんな役割を自ら買って出ている。
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Up&Upの音源と歌詞はここから
車を修理して また乗れるように
水を探して 雨を求めて
1.さらに上へ もっと上へ
1: Coldplayらしすぎる表現だ。
2.キャンバスに描くように 飯のために働いて
畑でオレンジを摘み取るチャンスを待つ
さらに上へ もっと上へ
2: 単調な日常生活の中に希望を見出そうという意味だ。
真珠の形、ダイヤモンドの原石をごらんよ
洪水の上を高く舞い上がる鳥をごらんよ
3.それは君の血液の中にあるんだ
3: 君は自分では気づいていない可能性に溢れているのだ!
嵐の下で傘が言う
4.毒とともにあれば痛みは消える
さらに上へ もっと上へ
4: 毒を以て毒を制す。キツいことに耐えなきゃいけないときもある、とColdplayは歌う。
一緒に手に入れられるはずさ
わかってるんだ どうにかして一緒に手に入れられるはず
一緒に手に入れられるはずなんだ 5.そして咲き誇ろう
5: J-POP的な表現。英語の歌詞では人生を花にたとえることは少ない。
一緒に手に入れられるはずさ
わかってるんだ どうにかして一緒に手に入れて 浮かび上がろう
一緒に手に入れられるはずなんだ そして行こう
さらに上へ もっと上へ
6.どん底に寝そべる生活から 月を目指す
スプーンで海をからっぽにするような
さらに上へ もっと上へ
6: 最悪な状態から最高を目指す。
どうしてみんな苦しむんだ?どうしてみんな別れるんだ?
どうしてみんなもがいてるんだ?
どうしてみんな君を傷つける?どうしてなんだ?
そう 俺は成長して感じたい
そう 俺は知りたい 教えてくれ
どうすれば傷を癒すことができるのか
種から生まれた森をごらんよ
大理石の上の天使が自由になるのを待ってる
7.愛が必要だ 愛が必要なんだ
道が険しいときは さあ
7: 愛という言葉を歌うのは伝統的なロックにおいてはド定番。Coldplayは意識的にその伝統に則った歌詞を書いている。
一緒に手に入れられるはずさ
わかってるんだ どうにかして一緒に手に入れられるはず
一緒に手に入れられるはずなんだ そして咲き誇ろう
一緒に手に入れられるはずさ
わかってるんだ どうにかして一緒に手に入れて 浮かび上がろう
一緒に手に入れられるはずなんだ そして行こう
8.戦うのか問うのか
心を閉ざすのかリスクを取るのか
こぶしを握りしめるのか
朝の陽を神からの贈り物だと思うのか
8: ここから逃げるのか、チャレンジしてより良い人生を手に入れるのか。DownするのかUp&Upするのかという決断をリスナーに迫っている。
一緒に手に入れられるはずさ
わかってるんだ どうにかして一緒に手に入れられるはず
一緒に手に入れられるはずなんだ そして咲き誇ろう
一緒に手に入れられるはずさ
わかってるんだ どうにかして一緒に手に入れて 浮かび上がろう
一緒に手に入れられるはずなんだ そして行こう
一緒に手に入れられるはずさ
わかってるんだ どうにかして一緒に手に入れられるはず
一緒に手に入れられるはずなんだ そして咲き誇ろう
一緒に手に入れられるはずさ
わかってるんだ どうにかして一緒に手に入れて 浮かび上がろう
一緒に手に入れられるはずなんだ そして行こう
9.車を修理して また乗れるように
苦しいときも もう嫌だってときも
絶対に諦めるな
絶対に諦めるな
愛を信じて
9: 最後は冒頭のイメージに戻る。
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どうしても刺激が足りない君へ
ちなみに、筆者が良い音で音楽を聴きたいときに絶対に欠かすことのできない「あるモノ」がある。
壊れそうなほど強烈な快感と圧倒的なエクスタシーを感じてColdplayでイキたいなら、やっぱりこれしかない。
ちなみにSONGTREEで紹介している楽曲はすべてApple Musicで聴くことができます。
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ちなみに筆者はこんな人
Yuriy Kusanagi
ブログの他にもいろいろやってるインターネット活動家
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