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音楽には、2種類の聴き方がある。

 

君は、音楽をどういうものとして聴いているだろうか?

 

俺が思うに、音楽の聴き方は2種類ある。

どちらかだけの聴き方もあるし、多くの場合、その両方が入り混じった聴き方になる。

 

大きく分けて、

  • 好きだから聴く
  • ファッションとして聴く

の2種類だ。

 

さっそく、それぞれの特徴を分析してみよう。

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好きだから音楽を聴く人の特徴

 

1.マニアックな音楽ファン

好きだから、音楽を聴く。

至極シンプルな話だが、前述の通り、実は好きだと思って聴いている音楽もファッション的な要素が多くある。

詳しくは後述するとして、ただ単に好きだから音楽を聴く人には特徴がある。

 

第一に、

  • マニアックな音楽のファンが多い

ということだ。

 

例えば、君はビートルズを知っているだろうか?

さすがに現代のポップスしか聴かない音楽ファンでも知っているはずだ。

 

では、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドはどうだろう?

ちょっとしたロック好きなら、知っているかも知れない。

 

それでは、ソニックスはどうだろう?

…マニアックなロックファン以外、知らないはずだ。

正直、俺も有名な曲しかわからない。

 

ここで言えることが、「ソニックスが好き」と友達に言っても、ほとんど意味をなさないということだ。

なぜなら、その友達は相当にマニアックなロックファンでない限りソニックスを知らないはずで、そこにコミュニケーションが成り立たないからだ。

 

コミュニケーションが成り立たないということは、ファッションとして機能しないことを意味している。

つまり、「ソニックスが好き」と友達に言うことで、君がどんな人間であるかは伝わらないし、むしろ「よくわからない趣味の奴」と思われてしまう。

それでもソニックスを好きでいられるのだとしたら、それは純粋にソニックスの音楽が好きということに他ならない。

 

2.社会的に孤立している、あるいは少数派である

先に言っておくが、これは良い悪いの話じゃない。

 

俺も、好きな音楽の中にはマニアックなものが星の数ほどあるし、ライフスタイル的にも社会の中ではかなりの少数派だと思う。

そんな俺だからこそ強く理解していることでもあるが、好きだからというモチベーションだけで音楽を聴く人は、

  • 社会的に孤立していることが多い

あるいは、

  • 社会の中で少数派である

という特徴がある。

 

好きだからという理由で音楽を聴いていると、音楽で他人とコミュニケーションが取れなくなってくる。

つまり、周りのみんなが三代目J Soul Brothersを聴いている中で君がAphex Twin(イギリスのエレクトロニカ作曲家)を聴いていると、三代目J Soul Brothersの話になったときに、君はその話に加われず、なんとなく苦笑いをしつつその場にいることしかできなくなるのだ。

そこで、居心地の悪さを無視したまま、あるいは感じずにAphex Twinを聴き続けられるということは、やはりAphex Twinの音楽自体が好きということだろう。

 

三代目の話で盛り上がるみんな。

わからねえ…と思いながらAphexへの愛を燃やす君。

 

そう。君は社会から孤立しているのだ。

 

 

ファッションとして音楽を聴く人の特徴

 

1.他人に合わせる

さて、三代目J Soul Brothers軍団に居心地を悪くした君が、「なんか流行ってるし、とりあえず聴いてみるかな?」と思って三代目J Soul BrothersをYouTubeで検索した瞬間、君はファッションとして音楽を聴く人間に仲間入りを果たしたことになる。

もう、三代目J Soul Brothersの話になったときに、苦笑いをせずに済むのだ。

なんなら、R.Y.U.S.E.I.の振り付けだってマスターしてしまうかも知れない。

君はこれでみんなの中心になれるのだ。

君は他人に合わせて三代目J Soul Brothersへの扉を叩いたのだ。

君は三代目というド派手な柄の服を着て、三代目ピープルとコミュニケーションが取れるようになったのだ。

 

これらは、まさにファッションの考え方だと言える。

 

俺が思うに、三代目のファンの半分以上はファッションとして三代目を聴いている。

もちろん、純粋に彼らの音楽やダンスが好きで聴いている(と信じている)ファンも大勢いるはずだが、基本的に流行の音楽の周辺に集まっている人は、ファッションで音楽を聴いている確率が高い。

 

 

2.他人に合わせない

実は、好きだから音楽を聴いている人たちもファッションとして音楽を聴いていることに、君は気づいていただろうか?

ファッションに無限の種類があるように、音楽にも無限の種類がある。

スタンダードでシンプルな服を着るノームコアファッションがあり、ド派手な柄でとにかく目立つファッションがある。

流行に乗った服を着ることがファッションだと思っている人がいれば、流行から外れた独特な服を着ることがファッションだと思っている人もいる。

音楽も、これとまったく同じだ。

 

つまり、人知れずソニックスを聴いて燃えているリスナーは、「流行に乗らない」というファッションでもって音楽を聴いている可能性があるのだ。

逆に、心の底から流行の音楽ばかりが好きで、純粋にそれを追い求めているリスナーも大勢いる。

現実的には、2種類の音楽の聴き方は相当に複雑な絡み方をしていて、まさに人それぞれだ。

 

 

君が聴く音楽は、まさに君自身だ。

 

俺がここで何を言いたいかと言うと、君が聴いている音楽は偶然ではなく、様々な要素が絡み合って構成されている必然だということだ。

SONGTREEを見てくれている方なら、おそらく、海外のポップスやEDMファンが多いはずだ。

俺はポップスが好きだし、ロックやEDMも大好きだ。

ヒットチャートの音楽が好きだし、誰も知らないようなマニアックなバンドやシンガーも好きだ。

海外の音楽が好きだし、日本の音楽だって全部聴いている。

 

君が理由なく聴いていると思っている音楽も、君自身を100%反映している。

単純に、これってかなり面白いことだよな?

 

ひとりでマニアックを追究するのもいい。

ミーハーを極めてみるのも面白いだろう。

 

何をどう聴くかは、君の自由だ。

 

音楽を、死ぬほど楽しんでくれ。

 

 

ちなみにSONGTREEで紹介している楽曲はすべてApple Musicで聴くことができます。

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ちなみに筆者はこんな人

Yuriy Kusanagi

ブログの他にもいろいろやってるインターネット活動家

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君は音楽が好きだから聴くのか?それとも、ファッションとして聴くのか?
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